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2024 冬の学校林散策会実施レポート

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2024年3月10日(日)、学校林冬の散策会が開催されました。

参加者は、計28名。来年度幹事期の49期の方々や、53期の林業をされている方など新しい顔ぶれも見られます。お子さんも2名元気に参加です。前日から降り出した雪が、出発時間まで降り続いたため、一面新雪に覆われた、白銀の世界が学校林に広がります。
 
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今回は、散策に加え、今年伐採予定69小班のツル切り作業を行います。ツル切りとは、チェーンソーによる伐採の際、何かと作業の邪魔になるウルシなど木に巻き付いたツルを手のこで切り、これ以上伸びないようにすることです。
35期黒川さんによる挨拶の後、9時半頃、白旗山競技場駐車場をスノーシューを履いて出発。所々で35期陣内さんから在校生が笹苅をしてくれた場所のこと、木を伐採したところがどう変わってきているかなど、森のことについてお話しを聞きました。
10時半頃、目的地に到着し、林業チームとしてお手伝い頂いている野中さんよりツル切り作業について説明を受けます。ウルシにかぶれやすい方への予防方法も伝授。枝が落ちたり危険が伴うため、ヘルメット着用です。
ツルは、太いものでは、直径5㎝程のツルもあり、木を切るのと変わりません。雪の中、青い印の付いた伐採予定の木を探し、山中を歩き回ります。しかし、人数が多いため、あっという間に広範囲の作業を終えることができました。ありがとうございました!
 
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その後、伐採木を留置する土場にて、木の断面を見ながら陣内さんより樹木の話を聞きます。みなさん知ってますか?生きてるのは木の外側薄い部分だけで、中心部の細胞は死んでるんですって!
さて、お楽しみの昼食時間です!
枯れた木を集め、焚き火を起こします。子供達に、火を付けた白樺の皮で着火してもらいました。おっかなびっくりの様子でしたが、火が大きくなると周りを囲む大人達から歓声が沸き起こります。昨今、子供達が火を扱う機会が減っているそうですが、心に残る体験となったでしょうか。ソーセージやマシュマロを焼いたり、焚火でお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、思い思いの時間を過ごしました。
 
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一段落付いたところで、雪遊びタイム!
44期中村さんらが持ってきた手作りの雪板で、山の斜面を滑って転んで雪まみれに。雪板とは、スケートボードの雪上版のようなもので、金具も無く、木のボードの上に乗って滑ります。バランスが難しくすぐ転んでしまいますが、そこがまた楽しく、代わる代わる、何度も登っては滑ってを繰り返していました。子供も大人も!
 
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楽しい時間も終わりを迎え、帰路に付く時間となりました。焚火に雪をかけて、撤収です。
戻る途中で、もうひとつ陣内さんよりお話しが。学校林に流れる小川を環境調査して頂いたところ、生物多様性が保たれるすばらしい環境であることがわかったとのこと。学校林の整備が、川を伝い、海と繋がり循環していることを改めて感じます。
森を学び、木に触れ、山で遊ぶ。
 
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冬の学校林を満喫する一日になったのではないでしょうか。
参加されたみなさま、おつかれさまでした!
 
文:中澤 慶一
写真:佐竹大助/中村信哉 
(学校林財団企画活動委員)

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