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学校林について6(南高学校林100年の歩みより)

100年の軌跡

6 現在の学校林活動

  生徒による学校林作業は、戦後、貸し切りバスによる往復に変わったが、下草刈りなど作業の中身に大きな変化はなかった。男子生徒は長柄の大鎌、女子生徒は小鎌で草を刈るが、ほとんどは生まれて初めての体験であった。全日制では1年生の一日行事として行ってきたが、平成10年からは行事の精選とバス代の節約のため、宿泊研修の初日に実施するようになっている。

  平成15年度からは、北海道石狩森づくりセンターの指導・支援を受け、作業内容が飛躍的に充実している。事前の授業で、生物多様性の高い、健全な森づくりについて説明し、枝打ち、除伐、間伐などの作業の意義を教えている。

  作業は生徒10人で一班となり、各班に森づくりセンターのほか森林ボランティアなど林業の専門家が1~2名ついてくれ、その指導の下で用具を使い、作業する。中には樹齢40年のカラマツを伐採した班もあった。

  定時制では在学中に一度は体験するように、4年ごとに学校林作業を実施してきたが、平成23年度から総合学習に取り入れ、年3回に増やしている。

  また平成11年から、財団と同窓会の共催で、五月下旬の休日に春の散策会を行っている。目的は「山菜を採取して天ぷらにして食べよう」というもので、平成16年度の参加者は生徒、保護者、卒業生、同窓会担当者で総勢100名を越えた。

  生徒の多くは山菜を知らないので、大人が教え、ウド、タラノメ、タケノコ、フキ、ヨブスマソウなどが採れる。調理や会食には有明小学校を借りている。山菜の下ごしらえをし、揚がったところから参加者の胃袋に納まっていく。

  また10月上旬の休日には、秋の散策会を実施している。平成15年以降は、キノコの観察・採集とキノコ汁を味わっている。生徒たちは採集したキノコをスケッチし、その特徴を図鑑で調べたり、質問したりしている。非常に多くの種類が採集されており、毒キノコのベニテングタケもあるが、共生菌として生態系では重要であることなどが話題になった。その後キノコ汁で昼食をとった。

  現在、全日制の総合的な学習の時間「iタイム」に、学校林が組み込まれている。学校林作業とその事前・事後学習は全体で行い、春と秋の散策会は選択で実施している。鎌の使い方なども、教諭が自主製作したビデオなどで事前学習している。定時制では、総合的な学習の時間の中に位置づけ、作業翌日のレポート作成などを実施している。

  森林の価値は、かつては木材生産に重きが置かれていた。しかし、輸入木材が大量に流通する時代となり、経済価値は相対的に低下している。

  その一方、森林が持つ水質・土壌の保全、二酸化炭素吸収、生物多様性の維持、景観、レクリエーションなどの価値は、重要視されるようになってきた。このような森林の多面的機能を持続的に発揮するために、森林の効率的な整備は不可欠である。

  本校では、学校林での作業・散策という実体験を通じて、生徒に森林の価値を発見、体得させる機会を設けている。先人の苦労とともに脈々と受け継がれてきた学校林を知り、自ら汗して手入れすることは、何にも増して得がたい環境教育、科学教育の場となっている。

  山田幸太郎校長の「造林育人」の理念は、緑なす学校林とともに今も育ち続けている。

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金額 1500円(送料込み)

1 金融機関名 北海道銀行
2 支店名 行啓通支店
3 支店コード 103
4 口座番号 0158575
5 口座名義 一般財団法人北海道札幌南高等学校林理事長秋山孝二
6 口座名義(カナ)
ザイ)ホッカイドウサッポロミナミコウトウガッコウリンリジチョウアキヤマコウジ

(作製部数に限りがあり、予告なく販売を休止することがありますのでご了承ください)

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