札幌南高学校林について 札幌南高学校林について

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学校林について3(南高学校林100年の歩みより)

100年の軌跡

3 学校林の概要

  学校林の概要は、現在次のとおりである。

  • 所在地 北海道札幌市豊平区有明37番地及び38番地
  • 面積 122.05ha
  • 位置 清田市街から南方7.5kmのところ、有明と真栄との間にはさまれ、厚別川と札幌市有林「西山造林」の丘陵地の間に介在する。
  • 地形 南側が高い一団の丘陵地で、南北にやや長い台形をしており、北稜1055m、東稜1265m、南稜700m、西稜878m。南境の高地は海抜178mである。南は3丘陵で北進するにつれて8条に分かれるが、ほかに途中で消滅している丘陵もある。谷は小渓流となっているものもあり、各所にわずかの湿原もある。
  • 地質 基盤の大部分は第四系古層の凝灰岩で、北側の急斜面に露頭がある。上部には淡灰褐色の火山砂があり、最上部は火山灰または原積土壌で西側に安山岩の小塊も見られる。各丘陵は乾燥の痩土であるが、谷には多少の腐植土もあり、角れきを含む漂積土もある。
  • 気候 気温は札幌市街よりやや低い。降雪は10月初旬くらいから、融雪は4月中旬が普通で、完全に融雪するのは5月上旬である。風は多くは南より吹くが、地形の関係で西側は西南から、東側は東南から吹くことが多い。

  若干の補足を付け加える。

  面積については、明治44年10月4日の道庁からの払い下げが99ha余であり、大正13年11月26日に隣接地10ha余の払い下げを、やはり道庁から受けた。合計すると、110ha程度になるはずであるが、後年実測すると、明治44年の払い下げ地は111ha余あった。また、昭和33年2月28日、財務局より林道として0.46haの払い下げを受けた。したがって、現在の面積になっている。

  次に現在の樹種について。当初、植樹されたのはカラマツであったが、その後トドマツ、エゾマツを植樹するようになり、平成元年には図のような林班図となっている。雑木としてコナラ、ミズナラ、シラカバ、ホオノキ、ヤマブドウ、ネマガリダケ、コクワ、ハンノキ、オヒョウ、アオダモなど、シダ植物以上が93科493種、自生している。

  野生動物はエゾヤチネズミ、ノウサギ、キツネ、ヘビ(青大将)が見られる。ネズミは降雪後の食草が埋まった後、カラマツの新芽や樹皮を食い荒らすので、人夫による殺鼠剤の散布をしてきたが、昭和44年春から数年、リン化鉛をヘリコプターで空中散布した結果、今はほとんど見られなくなった。

  管理の面では設立から昭和20年までは、学友会総務部が職員の指導の下に運営した。昭和21年から31年までは、職員・同窓会から選出された植林委員会が運営に当たった。

  昭和31年8月17日、財団法人北海道札幌南高等学校林が設立され、これ以降学校林は財団の所有となり、管理運営も財団が行っている。また平成23年4月1日からは、一般財団法人に移行した。

 

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1 金融機関名 北海道銀行
2 支店名 行啓通支店
3 支店コード 103
4 口座番号 0158575
5 口座名義 一般財団法人北海道札幌南高等学校林理事長秋山孝二
6 口座名義(カナ)
ザイ)ホッカイドウサッポロミナミコウトウガッコウリンリジチョウアキヤマコウジ

(作製部数に限りがあり、予告なく販売を休止することがありますのでご了承ください)

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